『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』要約・レビュー

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読書
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株式投資を始めてみたけど、円安だし他の投資も考えたほうがいいのかな?など、色々不安になっていませんか?

そんなとき大切になってくるのが、自分のお金を守るための知識です。

生きていく上で絶対に必要になるお金の知識ですが、学校では教えてくれないですよね。

だからこそ自分で学ぶ必要があります。

『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』では、投資をするうえでの心得が30項目にまとめられています。

『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』
著者:ジェイエル・コリンズ
ファイナンシャル・ブロガー(ブログ「jlcollinsnh.com」主催)
1975年から投資をしている個人投資家。
出版社:ダイヤモンド社 (2020/1/23)
304ページ

300ページほどありますが、タイトルに「娘に伝える」とある通り、分かりやすい説明で読みやすいです。

グラフや表を使って詳しく説明してくれているので初心者の方でも楽しく読める良書だと感じました。

この本を読むうえでの注意点は

「実例もたくさん挙げられていますが、これはアメリカでの話で、現在の日本とは税制や退職金制度など、違う所がたくさんある」

という点です。

ただ投資をするうえでの考え方や心の持ちようなどは十分参考になりますので、そこを重点的に要約していこうと思います。

株の入門書を読み終え株式投資のことをある程度理解した状態で読むと、より一層理解を深めることができると思います。

内容

このブログでは、『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』に書かれている30の投資の教えを5つに要約してみました。

  1. 借金をしない
  2. 支出は収入より少なくする
  3. 投資はシンプルに
  4. 余裕資金を投資する
  5. 投資額の4%で生活できるようにする

当たり前のことと思われるかもしれませんが、多くの方はその「当たり前」がなかなかできません。

株価が下がってしまったとき、焦りは禁物だと思っていても怖くなって売ってしまったり。

そういうときの心の持ちようや、投資における大切な考え方を教えてくれます。

投資で大切なのは、大きく儲けようとするのではなく損をできるだけ少なくすることです。

おすすめな人
  • これから投資をはじめようと思っている人、資産形成を考えている人
  • 本当にインデックスファンドに投資するだけでいいのか?と迷っている人

債券への投資はどうなのか、金や銀、コモディティなどへの投資をした方がいいんだろうか?と悩んでしまっている方にもオススメの本です。

私も金銀プラチナへの投資をするべきかどうかを悩んでいたので、この本の内容はとても参考になりました。

1.借金をしない

借金は血を吸う虫に覆われているようなもの。

借入金があると、収入の一部が利息の返済に使われることになり、その分使える金額が減ってしまいます。

また借金があればあるほどお金に縛られることになり、今の収入源に依存せざるを得なくなります。

どんなに嫌な会社でもやめられなくなり「会社に縛られないお金」を作ることがどんどん難しくなってしまいます。

借金をしているというストレスはとても強いので、お酒やタバコ、買い物衝動などが増えてしまい、さらにお金を使うことになりかねません。

会社に依存することをやめるため、ストレスをなくすためにも、借金はしないことが大切です。

借金をすでにしているという方は、できるだけ早く借金を返済しましょう。

2.支出は収入より少なくする

できるだけ早く経済的自由を手に入れるためには、節約することはとても大切です。

節約して多くの金額を投資にまわせば、それだけ「会社に縛られないお金」が早く貯まります。

『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』では、収入の50%を投資に回すことを勧めています。

できるだけ節約することで、余剰資金を増やし投資額を多くする。これにより「会社に縛られないお金」がより早く手に入ります。

収入のすべてを消費に使ってしまっている方は、一度支出を見直してみてください。

家賃の低い家に引っ越す、格安スマホに乗り換えるなど、できるところから節約していきましょう。

3.投資はシンプルに

投資には株式以外にも、債券や金銀、コモディティなど色々なものがあります。

もしあなたが債券や金銀の値動きなどを調べたり勉強するのが大好きなのであれば、そちらの投資を視野に入れてもいいでしょう。

しかしそうでないなら、できるだけわかりやすく、シンプルに、でも損はしない。そんな投資方法がいいのではないでしょうか。

  • 投資アドバイザーは近づけない
  • 健全な投資は複雑ではない

投資アドバイザーは近づけないでください。

彼らの給料はどこから出ているのでしょうか?

それはもちろん、私たちが投資するために貯めたお金から、手数料という形で引かれます。

投資をするときに大切なのは、できるだけ損をしないことです。

あなたのお金について、あなた以上に真剣に考える人はいません。

健全な投資は複雑ではありません。

幅広い銘柄を保有しているインデックスファンドに投資することで、分散投資はできていると考えられます。

4.余裕資金を投資する

株式市場は上がり下がりが激しいです。感情を振り回されないようにしましょう。

せっかく株を買っても、株価が暴落したら焦ってしまいますよね。

株式市場は価格のアップダウンが激しいものだと心得ましょう。

たとえ今は下がっていても、長い目でみれば上昇を続けています

借金をせず収入の範囲内で生活をし、余剰金で投資をしていれば、大暴落にも耐えることができます。

そして税の優遇チャンスはフルで使いましょう。

iDeCoやNISAなど、税の優遇措置は使わない手はありません。

できるだけフルで使い、余ったお金でさらに投資をしましょう。

5.投資資金の4%で生活する

経済的自由を手に入れるための目安として、「4%ルール」という考え方があります。

投資資金の4%で生活するということは、生活費の25倍の金額を投資に回す計算になります。

例えば生活費が年間200万円かかる人であれば、25倍の5000万円を年4%で運用していけば資産を減らすことなく生活できる計算になります。

投資額の3%で生活することができるのであれば、もっと目標金額が下がりますので、その分早く経済的自由を手に入れることができるようになります。

借金をしない、できるだけ節約をすることが大切な理由がここにあります。

投資はできるだけシンプルに。自分のお金は自分にしか守れない。

この本ではバンガードのインデックスファンドに投資することを勧めています。

というのも投資家とバンガード利害が一致するため、バンガードのインデックスファンドはコスト面でとても優れているからです。

かの有名な投資家ウォーレン・バフェットも、手紙の中でバンガードを勧めていると引用されていました。

バークシャー・ハサウェイの2013年の株式総会におけるバフェットの手紙には、こう書かれています。

「私からのアドバイスはシンプルです。資金の10%を容易に現金化できる短期政府証券に投資し、残る90%は低コストのS&P500インデックスファンドに投資する(私ならバンガードを勧めます)。この方針で行けば、信託資産は長期的に見て、高給でファンドマネージャーを雇っている投資家(年金、機関投資家、個人を問わず)のほとんどよりもよい成績を上げるでしょう」

父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え

まとめ

ひとこと要約

借金はせず、収入の50%をバンガードのインデックスファンドに投資する。

この『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』で言われていることをひとことでまとめると、こんな感じです。

読みやすいですしとてもおすすめの本です。

これから投資をはじめようと思っている方、資産運用をしようと思っている方、ぜひ一度読んでみてください。

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