映画「かもめ食堂」感想・レビュー

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映画
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群ようこの小説『かもめ食堂』を原作とした荻上直子監督の映画。

小林聡美、片桐はいり、もたいまさこが個性的な演技で楽しませてくれるヒューマンドラマです。

第28回ヨコハマ映画祭にて5位を獲得(2007年)しました。

また監督の荻上直子さんは、最も将来性が期待できる監督に与えられる新藤兼人賞2006・銀賞を受賞しています。

  • 制昨年:2005年
  • 上映時間:120分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 監督:荻上直子
  • キャスト:小林聡美、片岡はいり、もたいまさこetc

原作小説 群ようこ「かもめ食堂」

あらすじ

北欧フィンランドのヘルシンキに、かもめ食堂という小さな食堂をオープンしたサチエ。

最初は閑古鳥の泣いていた店だが、日本アニメが大好きな地元の青年や気ままに旅を続ける日本人女性など、個性豊かな登場人物が次第に集まってきます。

良かったところ

雰囲気がとてもいい。

白っぽい綺麗な映像と、素朴な音楽や登場人物たち。

主人公の過去すら詳しく語られることがなく、なんとなく「しがらみから抜け出したくて、日本からフィンランドに来たのかな?」と思わせる程度しか語られません。

バックボーンがあまり語られないからこそ、どういう過去があったのかしらと考えてしまいますが、そういうことを考えることすらナンセンスだと言われているような気がします。

今フィンランドのかもめ食堂に居て、働いている。ただそれだけ。

今を丁寧に生きることが大切だと、改めて思わされました。

印象に残ったセリフ・シーン

「コーヒーは人に入れてもらった方がおいしい」

「おにぎりは人に握ってもらった方がおいしい」

おにぎりを作って、それをみんなで食べるシーンが印象深いです。みんなで作るおにぎりっておいしいし、みんなと食べるご飯っておいしいですよね。

そこにはきっと愛情があるからなんだなぁと再確認させてくれるシーンでした。

かもめ食堂は定食屋で、店員とお客さんとのお話だけど。

何だかもっと近しい者同士のような、もっとほっこりするような、そんな空気感がとてもよかったです。

こんな人におすすめ

日常を描いた映画なんだけれど、ちょっと不思議な雰囲気が好きな人にオススメ

音楽も映像も、出てくるキャラクターも、みんな穏やかで素朴。とてもゆっくり時が流れます。

丁寧な日々を送りたい人に特におすすめです。

毎日流れてくる暗いニュースや情報に疲れてしまった人、ちょっとゆっくり時を楽しみたいという人におすすめです。

逆に刺激的なストーリーが好きな人にはあまりお勧めできないかも。

フィンランドが舞台ではありますが、フィンランドらしい町並みがたくさん出てくるというわけでもなく、お店もとんとん拍子にうまくいくので、冷めてしまう人は冷めてしまうかもしれません。

お店を乗っ取ろうとする人が出てくるわけでもなく、赤字で首が回らなくなるわけでもありません。

映画の雰囲気や空気感が、ほのぼのまったりとしたものが好きな方におすすめです。

そういう作品が好きな方はぜひ見てみてください。

ブルーレイ・DVD情報

発売日:2006年9月27日

ディスク枚数:DVD2枚

映像特典内容:予告編/TVスポット集

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映画『かもめ食堂』

1か月無料でお試しできますので、ぜひ見てみてください。

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